【見学記】2023年度毎日書道展(前期展)
第74回毎日書道展に行ってきました。
新国立美術館の前期展です。
役員の先生方の作品や受賞作品が本当にパワフルでした。
視覚的にもエネルギー的にも印象に残るものばかりでした。
パワーをいただけた気がします。
行って良かったです。
毎日書道展では、前衛的な書作品を多く見ることができます。
前衛とは(デジタル大辞泉より抜粋)
芸術活動で、既成の概念や形式にとらわれず、先駆的・実験的な表現を試みること。また、その集団。
他の団体の展覧会と比べると、展示されているどの作品も独自性が強く、とても刺激的です。
そして独立して「前衛書部門」(出品規定:可読性を超えた文字性、非文字性の作品)があります。
前衛書道とは(Wikipediaより抜粋)
第二次世界大戦後に新しい芸術観に基づいて起こった革命的な書道芸術運動によって開拓された新しい書道の分野。
人間を解放して生命体としての自己顕現を求めるもの。
私的には、「古典技法の継承」から飛び出した、めちゃくちゃアーティスティックな作品てことだと、ざっくりと理解しています。
文字を書いているはずなのですが、その文字に見えたり、見えなかったり。
そもそも、文字を書いていない?という作品も。
どんなことを考えて、この作品を構成したのだろう・・・
どんな経緯を経て、この作品が出来上がったのだろう・・・
ストーリーを想像してしまいます。
書道について詳しくない人でも、漢字や平仮名を知らない人でも、楽しめると思います。