日本の書道が「登録無形文化財」になった
日本の書道が登録無形文化財に登録されることが告示されました。
2021年12月のことです。
この件についてとても分かりやすいニュース記事はこちら↓
「書道」が国の「登録無形文化財」として登録されました!|イベント|新着情報|広島筆産業株式会社
日本の書道すごいね。和食も「無形文化遺産」に登録されてるよね。同じだね!
あれ?日本の書道は「登録無形文化財」だね。和食は「無形文化遺産」??同じなの?違うものなの?
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登録 無形 文化財
「文化財保護法」という日本の法律のもとで保護される文化に登録されたということ。
登録無形文化財は、2021年6月に文化財保護法が改正されて新しくできた制度です。
これまで文化財保護法によって保護される無形文化財は「重要無形文化財」として「指定」されるルールでしたが、「登録」を申し込むことが出来るようになりました。
「指定」は、手厚い金銭的支援と強い規制で文化財が守られます。
これに対して「登録」は、金銭的な支援は多く見込めないけど規制は緩やか。より幅広い分野の文化を守っていこうという取り組みです。
↓Wikipediaで詳しく確認
国に申し込んだからといって必ず選定されるわけじゃあるまいし。日本の書道すごいじゃん。
無形 文化 遺産
国際連合教育科学文化機関(ユネスコ。国際連合の経済社会理事会の下で教育、科学、文化の発展と推進、世界遺産の登録などを目的とした国際協定)の事業の一つ。
世界規模で認識されて注目を集める文化遺産ってことだね。「和食」みたいにね。
日本の書道は「登録 無形 文化財」
2021年12月に日本の書道が登録無形文化財に登録されることが告示されました。
登録の要件
- 文房四宝(筆墨硯紙)の使用を原則とすること
- 伝統的な書法によること
- 漢字、仮名、漢字仮名交じり、篆刻の分類に応じた書表現を行うこと
文化財の保持団体
「日本書道文化協会」が認定された。
この協会は、従来の書道団体の枠組みを越えて、伝統的な書道の技を保存し、次世代へ継承することを目的として設立されています。
日本の書道が「無形 文化 遺産」になる道のり
日本書道ユネスコ登録推進協議会という団体が、登録に向けて動いているようです。
ちなみに、中国の書道は2009年ユネスコ無形文化遺産に登録されています。↓
Chinese calligraphy - intangible heritage - Culture Sector - UNESCO
日本の書道が世界で認知される文化になったら嬉しいね。
「遺産」としての側面だけじゃなくて、伝統を重んじながら「発展性」のある文化として、これからも日本の生活に根付いていくことが望ましいなー
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